【振り返り】4/2(土)エキサイト四日市バザール こにゅうどうくんカップ 鉄拳7 2on2 オンライン大会【結果報告】
三重県四日市市の桜まつりといえば、「エキサイト四日市バザール」です。今年は令和4年4月4日という、「4・4・4」がそろう四日市のための記念すべき日がある年です。実はエキサイト四日市バザールがスタートしたのが「平成4年4月4日」でした。こちらも「4・4・4」を記念してスタートしたイベントだったのです。
時は流れて30年。「4・4・4」の記念すべき年に何をするか・・・。世の中は新型コロナウイルスが猛威を振るい、新様式の生活スタイルを余儀なくされました。そんな中、社会的に一気に進んだのが「デジタル技術の活用」でした。リモートワークが推奨され、自宅に居ながら仕事やコミュニケーションが取れたり、電子マネーやデジタル決済などの非接触型決済方式が広がりました。
そんなデジタル技術を活かした桜まつりにしたいという実行委員会の希望を叶えるべく、eスポーツイベントが採用されました。
2022年4月2日(土)~2022年4月3日(日)の2日間、三滝通りと諏訪通りを封鎖しての大規模イベント「第30回エキサイト四日市バザール2022」が始まりました。
大会のライブ配信
eスポーツのイベント1日目は、こにゅうどうくんカップ鉄拳7オンライン大会からスタートしました。四日市のご当地キャラ「こにゅうどうくん」を冠するこの大会は、2019年からスタートし、アーケード商店街で開催。2020年にはコロナウイルスの研究を行う三重大学へのチャリティーイベントとしてオンライン大会を開催して100万円を超える寄付金を行いました。そんなこにゅうどうくんカップが、満を持して2022年に「鉄拳7」をタイトルに2on2の早稲田式オンライン大会で開催しました。
今大会での注目は、三重県四日市市に鉄拳のJeSU公認プロプレイヤーであるTeamYAMASA所属のノビ選手、ユウ選手、タケ選手の3名と、サイクロプスゲーミング所属のどぐらプロという、プロゲーマーが4人も現地で解説&大会参加するという豪華ゲストでした。
また、大会賞金が超豪華。優勝チームには20万円の賞金と記念楯の贈呈、2位チームには10万円、3位チームには5万円が贈られます。もちろん参加チームもプロ選手や実績のある選手が大勢参加しており、どこの世界大会だと言わんばかりの豪華メンツとなっていきました。
会場には300インチLEDディスプレイが設置されており、対戦の様子を見ながら生の解説を聞ける贅沢な環境の中、大会がスタートしていきます。エントリーチームは65チーム。その中にゲストプロであるタケ選手とチームを組んだこにゅうどうくんもエントリーしています。こにゅうどうくんといえば、ご当地キャラのストリートファイター大会では優勝するなど格闘ゲームでは実績があります。鉄拳7ではどうなるか。期待も高まります。
予選スタート
さぁ、予選がスタートしました。ノビ選手とどぐらプロの分かりやすく楽しい解説を聞きながら、予選が進んでいきます。二人の説明を聞いていると簡単そうに見えるプレイも、実にシビアな読みあいと駆け引きをしていることが分かります。
試合も進んで、とうとうこにゅうどうくんのチーム対戦が始まりました。もちろん解説してもらいながら、特設ステージでプレイしています。全チーム中唯一現地での参戦。どうなるか・・・。
対戦相手は鉄拳7の最高ランクの一つ下という猛者!こにゅうどうくんの相手として不足なし。相手のニーナが1本目を先取。こにゅうどうくんも硬さが取れたか、2本目は果敢に攻めていく。相手の攻撃を外すと、きっちりコンボを最後まで決めきって1本取り返す!
しかしその後、相手に2本連取されて残念ながら敗退。こにゅうどうくんが1本とったことで会場も大盛り上がり!
このあとはプロのタケ選手に委ねられました。が、予想外の展開で、まさかの0-3で完封負けを喫してしまう!どうした!?タケ選手!!?
うなだれるタケ選手。コロナ期間でオフライン、ましてや屋外でのプレイに感覚がついていかなかったか。残念ながらこにゅうどうくんチームは1回戦敗退となりました。1本とったこにゅうどうくんありがとう!
その後無事に予選は終了して、ベスト8が決まりました。ここから決勝トーナメント。
その前に、地元四日市の兄妹ユニット「ふまここ.」による、こにゅうどうくんカップテーマソング「over the New world」の生ライブで会場をさらに盛り上げてもらいました。オバーザニューワー!
決勝トーナメント
決勝トーナメントはさらにレベルも上がってヒートアップ!熱い試合が続いていき、決勝戦は「ぶぱちりとかいう人達」チームvs「古手神社」チームとなりました。
一試合目はぶぱちりとかいう人達チームの稲垣たかのり選手が勝利。続く2試合目は古手神社チームのシュヴィ選手が3タテかまして取り返す!最終戦は両チームともに勝利した稲垣たかのり選手vs シュヴィ選手となりました。
お互いに一歩も譲らず、2本ずつ取り合って最終ラウンドまでもつれる激戦!会場からもどよめきが沸き起こります。最後の最後まで分からない試合でしたが、押し切ったのは稲垣たかのり選手!ぶぱちりとかいう人達チームが優勝しました。おめでとうございます!
【大会結果】
優勝 ぶぱちりとかいう人達チーム ちりちり選手 稲垣たかのり選手
準優勝 古手神社チーム シュヴィ選手 B君選手
3位 エリザ村チーム ITO/抹茶n選手 渡辺選手
本大会は、130名という多くの方々に参加していただけるイベントになりましたが、オンラインでは珍しい総額35万円という高額賞金が出ており、世界大会優勝者が何名も参加するなど世界大会と比べても何ら遜色のないレベルの高いものになりました。そのおかげもありSNSを中心に情報が広がっていき、国内のみならず海外からのオンライン視聴者もいました。
コロナ禍の影響に左右されず開催できるeスポーツの強みを活かし、引き続きこにゅうどうくんカップで地域を盛り上げていけたらいいなと思っています。今後とも宜しくお願いいたします。